これめっちゃいいから読んでほしい!

これめっちゃいいから読んでほしい!

おすすめ本の紹介のターン!

これまでも本の紹介はしてきたけれど、まだ発達障害関係の本は3冊くらいしか読んでない。
けど、その中でも段違いで読みやすく具体的ないい本だったのでおすすめします!

発達障害に気づかなかったあなたが自分らしく働き続ける方法
高山恵子


内容としては、発達障害の診断をされた人や、その疑いがある人がどのようなことが難しいのかを明確に出し、その対処方法の例をたくさん挙げてくれている本。
また、中途半端に発達障害を取り上げているのではなく、きちんと障害と個性の差についても明言してくれていて、障害…つまり、生きにくさを感じてしまっている場合はきちんと心療内科へ行くことを度々勧めてくれている。

 

おすすめポイント

★発達障害の定義、そのグレーゾーン(パステルゾーン)の人たちがいること、がかなりわかりやすく解説されている

★具体的にどのように対処をしていけばいいのか、表の作成や例を挙げてくれている

★実際に社会に出てから発達障害の人がどのような部分で苦労したか、乗り越えてきたかを載せている。

★プラス、臨床心理士のアドバイスでこういったケースはこうできるとよりよい、と具体的に出してくれている。

とにかく具体的にこういうやり方もありますよ、と出してくれているので、ページ数に対して文書量は少なめに感じる点も読みやすくて高ポイント。

何度も言うけど、発達障害は先天的な脳の仕様なので、病気ではありません。
なので、対処方法を学んで、自分を理解して、どうすればよりストレスを受けずに生きていけるのか、を考えていく必要があります。
一方、発達障害の人の大半は、上記のことがなかなかできずにうつ病や双極性鬱など二次的な疾患を患ってしまうので、この部分に関してはしっかり治療を受けましょう、とこの本は何度も伝えてくれている。

といっても、いざ自分とは?そもそも発達障害とは?…っていう段階の人や、障害という言葉に囚われてしまっている人は、この本を読むと解説と具体例がたくさんあるので、実際に読んでいただければ、なるほど〜と思う部分が多いはず。

 

二人称・三人称視点の難しさ

発達障害の人は暗黙の了解やルールというものが理解しにくいという性質があります。
それは、二人称・三人称の立場で物事を考えることが苦手で、一人称(自分が主語)で考えてしまいがちだから、とこの本では説明されています。
発達障害に限らず、社会で生きるにおいてこの二人称と三人称がしっかり理解できるとできないでは人生の難易度が大きく違ってきます。

私は自分で二次創作小説なんかも書いてたりするのですが、大体一人称で小説書いてて、三人称にしたらめっちゃくちゃ難しかったので、テラ理解できたのですが、みなさんはどうでしょうか。

国語の授業なんかでは、もしかしたら三人称=神の視点、と習った人もいるかもしれません。
物語をたくさん読んでいると、自然とあれは一人称、これは三人称、とわかると思います。

リンクは貼りませんが、知ってる人は知っている分厚い書籍「京極堂」シリーズ。
こちらは物語が誰かの視点(ある人物の一人称)で、進んでいきますが、
誰か一人の人間の考え・感じたもの=主観であり、主観はイコール真実とは限らない、のがミソです。
信頼のできない語り手になることによって、ミステリが成立するのです。
(とか言って読んだの随分昔なので違ってたら申し訳ないのですが)

さて、話が若干飛んできましたが、一人称がわたし、だとすると、二人称は当然「あなた」。
自分ではない他者目線の話になります。
二人称視点で物事を考えると、すなわち自分ではない「相手」の立場を想像すること。

例えば、
「あなた」と「わたし」が仕事をしています。「あなた」は、そろそろ帰ります、と言いました。
仕事は締め切りが近く、まだ終わっていません。

こんなとき、「わたし」の立場でいえば、まだ仕事があるしわたしはやっているのになんで帰るんだ、と思います。
が、「あなた」の立場ではどうなのか?を想像すると、
・もしかしたら体調不良かもしれない ・自分の受け持ち分が終わったから帰るのかもしれない
・納期を計算したら余裕があるからかもしれない ・大切な用事があるのかもしれない

など、様々な理由を考えることができます。
これらの想定をしながら、言葉を選んでいくのが二人称での考え方。
発達障害の人たちは、この相手の立場になることが苦手なだけでなく、衝動的に一人称での言葉を口に出してしまいがちなので、空気が読めないとか言われるのです。
もしかしたら、気づいていなかっただけで、「あなた」はずっと咳をしていたかもしれない。
それなのに、さっきの「まだ仕事あるよ」を口に出したら、「うわぁ…」と思われること間違いなしなのはおわかりいただけるのではないかと思う。

 

難しいからできない、じゃなく、できる方法を考える

私は、発達障害なので空気を読めません、とおおっぴらに宣言することは逃げと同じと思っています。ハンデは確かに重たいし、なんでこんなに面倒臭いことをみんな普通にできるんだ、と恨みたくなる気持ちもごもっとも。
でも、気をつけるべきことがわかっていれば、対処そのものは少しずつできていくと、この本を読んで改めて思いました。
そうやってどうすれば対処できるのかを考えていれば、たとえ空気が読めなくても努力を理解してくれる人は現れるかもしれないし、弱みを意図的にコントロールできれば、発達障害特有の強み…例えばアイディアが豊富とか、すぐに実行に移せるとことや、1つのことへの集中力とか。そういうのをより活かせるようにもなっていくと思う。

なにが言いたいかというと、ほんとこの本、具体的で簡単でわかりやすいんで、みんな読んで!!
ってそれだけです、はい。
そして書いてあることの実行までができると、とてもいいっすよね!

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