個人的に興味深かった本のご紹介

個人的に興味深かった本のご紹介

 

私が障害がわかったばかりの頃の話

躁鬱のなせる技かもしれないけれど、私は発達障害と自分の知能結果、お医者さんの診断から、今の業務が基本向いてないことを強いられる種類のものであることが分かったとき、

「どうすれば会社に今後貢献できるのか?」
「どのように対応してもらえれば障害が表に出にくいか」
「そもそも発達障害とは」
「どういった職務ならば能力が発揮しやすいか」

そんな感じのことをレジュメでまとめて、上司にプレゼンしたりしていた。
部署異動の相談もかねてね。

まぁこのへんほんとにワーホリなんだなぁって自分でも思うんだけど、会社に入ったからには活躍しなければならないっていう使命感みたいなのが私にはあって、
向いてないと言われたからには代替案を提案するのが社会人の礼儀かな、とその時は思ったわけです。

となると、こういったプレゼンをするならば資料と自分がまず理解していなければならない、と発達障害関係の本を探して、ああ、これ面白いなぁと思ったのを今日は紹介します。

 

「天才と発達障害」 岡 南 著 講談社出版

私は文系卒っていうのもあって、「不思議の国のアリス」という著名な作品を残したルイス・キャロルと、個人的に建築デザインと色彩のセンスがすごく好きだったガウディの両方が発達障害で、しかしまったく別の特性を備えていたっていうのが面白そうで買いました。

内容としては、聴覚優位、視覚優位という言葉が出てくるけれど、そこはこの本以外では今のところ目にしていないのでともかくとして、ガウディについて7割、ルイス・キャロルについて3割くらいの内容だった。
同じ発達障害の私から読んだ感想としては、ルイス・キャロルの軌跡から察せられる気持ちや作品に見える描写などから、「ああ、似たような障害を確かに持っている」と思う反面、ガウディの考えていることはカケラも理解できず、「パねぇ」しか言えんかった。

私は想像力欠如が見られる発達障害…つまり、言われたこと、見たものから具体的に別のことを想像する能力が平均より大きく下回っています。
なので、この本の文中に出てくる、外観だけでなく、住む人の住みやすさをイメージして設計できるガウディの気持ち・考え方がほんっとーにまるで理解ができなかった。

一方で、ルイス・キャロルのアリスの中にも出てくるように、
みんな目鼻口があるのにどう見分けがつくんだ、みたいな感覚とか、二次元的にものを見てしまう性質とか、ついある部分だけをクローズアップ覚えてしまって、細部のディティールがめちゃくちゃになってしまう…というような特性を、ものすごくあるある〜って気持ちで読んでいた。

建築と文学の有名人を元に発達障害に切り込んでいく本なので、
障害であることが分かって間もない人や、芸術系に興味がある人は、医学書的なものよりかは入りやすい本かなと思います。

それから、同じ発達障害って呼び名で、これぐらい差があるのか〜ってことも理解しやすくなるかと。

ただまぁ、レビューや評価なんかを見てみると、発達障害と診断された人からのレビューは高く、定型発達した人たちからは評価が低いようなので、発達障害そのものについて詳しく知りたい方は別の本の方が入りやすいかもですね〜

 

 

知ってからが本当の戦いだと思います。

前の記事でも似たようなこと言ったけど、私のこの痛々しいプレゼン作戦はともかく、
自分は何に対してストレス耐性がないのか、
何を苦手とし、何を得意としているのか、
このへんがおぼろげながらでも掴めると、今度は対策を練るという一つ上の段階へ進むことができるので、自分の障害の度合いを掴むことはすごく重要だと思います。
それには、こういう本で読むことも大事だと思うけど、人と話すこと(難しれければ、自分と似た状況の人のブログ読むとか)が一番大事だと思っています。
辛いかもしれないけど、おかしいな?ってことを体験したら記録しておくこと。
そしてそれを他の人だったらどうやって解決しようと考えるのか?

これを相談できるだけでだいぶ生き方が変わるんじゃないかなと思っています。
考えた結果、私は休職期間終わったら転職するかな、とか考えたりもしたしね。

障害があること自体は誰のせいでもないけど、それでもハンデのある世界で生きていかなければならないことはやっぱり変わらないわけで、
世の中にこれを受け入れろ!って意見はもっともかもしれないけど、千差万別の症状のものの受け皿を法的にうまくつくるってほうがすごく難しいことだと思う。
だから、まずは自分が対策を練って、その上で、ここだけは他人の協力が必要だ、ってことをわかることから、始まっていくかなぁと思います。

嫌な言い方をしたら、「障害で生まれたのは可哀想だけど、だからって会社とか社会はお前に何も悪いことしてなくない?したのだったら、なにが悪いことなの?」

こういう質問に自分なりに返せる言葉があればいいと思う。

社会は定型発達の人たちが中心に回してて、そのために制度は基本整えられているわけで、その人たちが障害者より働くおかげで自立支援とか障害者手帳みたいな制度があるって考えたら、社会に歯向かうよりもほんの少しでもそこのお手伝いするよ!って言えるようになる方が早いし、実利があるんじゃないかなと思っている。

とはいえ、何度も注意書きしてますけどもこれはあくまでも私個人の意見ですので、
この記事を読んでる発達障害の人たちが別の感情を覚えても間違ってないと思う。

でも、それはつまりご自身の障害について考えた結果生まれる感情だと思うので、
そうやってご自身で考えたことがちょっとでも、幸せに繋がることを私は陰ながら応援させていただきたいと思います。

 

まーーーーーまずはね!自分が幸せになんねーとな!!

 

 

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