ADHDの話

ADHDの話

 

財布を忘れて愉快なサザエさんっていうけど全然愉快じゃない

改めて私の障害は、ADHDを伴う自閉症スペクトラム。
昔からなくし物、忘れ物が多く、学校ではよく怒られていた。ついでに部屋もいつも汚い。
でも、まさか自分が障害持ちだと思ってなかったから、「ちゃんとしてない自分が悪いんだ」と思い込んでいた。
忘れ物が多いという自覚はあったから、少しだけ対策とかもしていた。
重要な書類はとりあえず全部一つの袋にいれるという習慣をつけた。

ところがどっこい、日常の些細なところはそんな程度じゃなんともならない。
携帯は家に忘れるわ、携帯探して遅刻するわ、財布を忘れて買い物にいくわ。
こんなことが割としょっちゅうで、もしかして自分は若年性アルツハイマーなのでは?と不安になることもあった。

 

見えない住人

さて、上記したようなことはうっかり屋さんですむレベルだったけれど、決定的におかしいと思うレベルのことがあった。
一つめ。私は女なのでもちろん会社にいく前は化粧をする。
ある朝、化粧下地が見つからなかった。
どこを探しても見つからず、もしかして忘れているだけで、捨ててしまったのでは?と思った。
仕方ないので下地なしで会社に行き、新しいものを買って帰った。
すると、なんということでしょう!
どこを探してもなかった化粧下地が、化粧をいつもしている机のど真ん中に置いてあるではありませんか!

二つめ。銀行に通帳記入をしに行こうとしたら、通帳が見つからなかった。
通帳は、大事な書類全部まとめて入れている袋に入れているはずなのだけど、入っていない。
カバンの中も机の中も探したけれど見つからないのに〜という感じで部屋中を探し、
もしかしたら見逃しかも、と期間を空けて何度も探した。袋の中身も全部出して確認したけどやっぱりない。
仕方がないから、お金を払って新しい通帳を作ってもらった。
そして、当然作ったばかりの通帳を大事なものまとめ袋に入れようと、袋を覗くと。
普通に今までの通帳が入っていた。お金!!もったいない!!!!

こんなことが何回もあったものだから、私は真剣に、
都市伝説の小さいおっさんか、幽霊でもいるのではないか?
と推測していた。割と普通にビビってもいた。
なので、友人と会った際に、それを相談してみたのだ。うちに幽霊がいるかもしれないと。
「いやお前それADHDじゃね?」
という言葉が帰ってきたのでした。青天の霹靂ってこういうのをいうんだなー。

 

大概ロックな奴らが多いと思っていたよ

私にADHDについて教えてくれたのは、そのときいた友人の中で2人。
今思えば障害のせいなのだけれど、学校生活では大抵クラスに馴染めず、はみ出しもんの方だった。
特に高校は、仲良くしていた奴らは大抵別のクラスの同じはみ出しもの達で構成されていた。
高校以外の友人も含めるけれど、どいつもこいつもいろんな意味で面白い。
そう思っていたら、何とまぁ、少ない友人のうち半分くらいは発達障害だった。
どーりでウマが合うしはみ出しものになるわけだ!!

その後は色々あったけれど、おかげさまで病院できちんと診察・うつ病も合わせて治療を受け、以前よりもADHDの部分に関してはだいぶましになった。
障害なので、治すってことは不可能だけれど、
こうしたらものを無くしにくい、とか、こうすると過集中になりにくい、とか教えてもらうことができてだいぶ助けられてきた。

人生が2倍になった。

ADHDの特徴の一つに、やらなければいけないことをやることができずに先延ばしにしてしまう傾向というものがある。
私の場合、やらなければならないことがあると、なんだかぼんやりしてしまい、気がつくと2〜3時間経っててやることができない時間にまでなっていたりということが多かった。
ADHDに関しては服薬治療がされるのだけれど、これのおかげで何と、やろうと思ったことに関して、取り掛かれることが増えてきたし、ぼんやりタイムも短くなった。
色々やってもまだ少ししか時間が経っていない!ということが増えてきて、1日にできることが増えてきた。
体感的に、一日が経つのが2倍くらい長くなった気がした。
もちろん、うつ病の方の症状もあるし体調が悪い時もあるので、いつもそうとは限らないのだけれど、
とにかくできることが増えたので、生きるのが前よりも格段に楽しくなった。

あの日、私の話にツッコミを入れてくれた友人には、感謝してもしきれない。
ちょっとばかしロックな部分もあるし、人数も多くないけれど。
いい友人達を持てたことは私の人生で一番の幸運だなと、常々思うのでした。

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